Quantcast
Channel: 文庫で読む文学全集
Viewing all articles
Browse latest Browse all 714

守銭奴(しゅせんど)

$
0
0

 「守銭奴(しゅせんど)」 モリエール作 鈴木力衛訳 (岩波文庫)


 金しか愛さない守銭奴アルパゴンと、その子供たちを取り巻く喜劇です。
 モリエール四大性格喜劇の一つで、上演回数が多いことで有名です。  

 現在、岩波文庫で読むことができます。
 初版は1950年ですが、2008年に改版されたので、読みやすいです。


守銭奴 (岩波文庫 赤 512-7)

守銭奴 (岩波文庫 赤 512-7)

  • 作者: モリエール
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1973/01
  • メディア: 文庫



 アルパゴンの息子クレアントには、マリアーヌという恋人がいます。
 アルパゴンがやってきて、クレアントに、マリアーヌについて尋ねます。

 クレアントはもちろん、マリアーヌを褒めちぎります。
 しかし、父アルパゴンが言った言葉は…

 なんとか父の考えを変えさせたい子供たち。
 なにがなんでも、子供たちに、金銭的に有利な結婚をさせたい父親。
 話は、もつれにもつれて…

 なんといっても、アルパゴンです。
 アルパゴンがしゃべるたびに、笑いが巻き起こりそうです。

 当時はモリエール自身が演じていたのだそうです。
 しかし、当時は案外理解されなかったらしい。

 私は、結末だけが不満です。とても不自然です。
 やはり悪人は、自分で自分の首を絞めてほしい。

 さて、「アルパゴン」といったら、守銭奴の代名詞です。
 ほかに、「スクルージ」(「クリスマス・キャロル」)も有名ですね。
 「クリスマス・キャロル」 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09

 さいごに。(県選手権)

 今年も、県の陸上選手権に出ました。種目は400mハードル。
 妻と娘が応援に来てくれたのに、1分以上かかってしまいました。

 だいぶ前から、私は最長老。46歳。
 で、だいぶ前から、400mをしっかり走りきれません。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 714

Trending Articles