「守銭奴(しゅせんど)」 モリエール作 鈴木力衛訳 (岩波文庫)
金しか愛さない守銭奴アルパゴンと、その子供たちを取り巻く喜劇です。
モリエール四大性格喜劇の一つで、上演回数が多いことで有名です。
現在、岩波文庫で読むことができます。
初版は1950年ですが、2008年に改版されたので、読みやすいです。
アルパゴンの息子クレアントには、マリアーヌという恋人がいます。
アルパゴンがやってきて、クレアントに、マリアーヌについて尋ねます。
クレアントはもちろん、マリアーヌを褒めちぎります。
しかし、父アルパゴンが言った言葉は…
なんとか父の考えを変えさせたい子供たち。
なにがなんでも、子供たちに、金銭的に有利な結婚をさせたい父親。
話は、もつれにもつれて…
なんといっても、アルパゴンです。
アルパゴンがしゃべるたびに、笑いが巻き起こりそうです。
当時はモリエール自身が演じていたのだそうです。
しかし、当時は案外理解されなかったらしい。
私は、結末だけが不満です。とても不自然です。
やはり悪人は、自分で自分の首を絞めてほしい。
さて、「アルパゴン」といったら、守銭奴の代名詞です。
ほかに、「スクルージ」(「クリスマス・キャロル」)も有名ですね。
「クリスマス・キャロル」 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09
さいごに。(県選手権)
今年も、県の陸上選手権に出ました。種目は400mハードル。
妻と娘が応援に来てくれたのに、1分以上かかってしまいました。
だいぶ前から、私は最長老。46歳。
で、だいぶ前から、400mをしっかり走りきれません。