「オズの魔法使い」 フランク・ボーム作 佐藤高子訳 (ハヤカワ文庫)
少女ドロシーが愉快な仲間たちと一緒に、オズの魔法の国を冒険する物語です。
シリーズ化されて14巻まで出ました。また映画化もされました。
現在、ハヤカワ文庫、新潮文庫、角川文庫などで読むことができます。
私が読んだのは、ハヤカワ文庫版。挿し絵が豊富で、読んでいて楽しいです。
新潮文庫版は、挿し絵がずっと少ないけど、とてもかわいらしいです。
特にP171のオズの絵が良いです。
角川文庫版は、訳は最も新しくて分かりやすいです。
ただし、挿し絵がまったくありません。残念。
巨大な竜巻に巻き込まれて、家ごと飛ばされた少女ドロシー。
たどり着いたそこは、オズの魔法の国でした。
カンサスの家に帰るには、大魔法使いオズの力が必要です。
犬のトトと一緒に、オズのいるエメラルドの都を目指しますが・・・
このあいだまで、この作品を読み聞かせながら、娘を寝かせていました。
なんといっても、この作品の魅力は、キャラクターの面白さです。
脳みそが欲しいかかし、心臓が欲しいブリキのきこり、勇気が欲しいライオン。
そしてオズの意外な正体! 娘は夢中になって聞いていました。
さて、この作品には続編があって、なんと全14巻。
かつてはハヤカワ文庫からも、全14巻が出ていましたが、現在は第1巻のみ。
ところが、単行本で完訳が出ているのです。
それが、復刊ドットコムの「完訳・オズの魔法使い」。
文庫本ではないので、私は図書館で借りました。
娘はこの物語にすっかりはまってしまい、続編も読み(聞き)たがっています。
「オズの魔法使い」の映画版も名作です。製作は1933年!
たまたま先日、TV放映されたので、娘と一緒に見ました。
さいごに。(だじゃれノート)
娘に、「だじゃれノートを作るから手伝って」と言われ、二つ返事で承知しました。
半分できましたが、妻には隠してあります。読まれると恥ずかしいので。
「セミが冬にいないのは、セミい(寒い)から」とか、
「トンボが、トンボうと(飛ぼうと)している」とか。