オズの魔法使い
「オズの魔法使い」 フランク・ボーム作 佐藤高子訳 (ハヤカワ文庫) 少女ドロシーが愉快な仲間たちと一緒に、オズの魔法の国を冒険する物語です。 シリーズ化されて14巻まで出ました。また映画化もされました。 現在、ハヤカワ文庫、新潮文庫、角川文庫などで読むことができます。 私が読んだのは、ハヤカワ文庫版。挿し絵が豊富で、読んでいて楽しいです。 オズの魔法使い (ハヤカワ文庫 NV...
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「スケッチブック」 W・アーヴィング作 吉田甲子太郎訳 (新潮文庫) 「リップ・ヴァン・ウィンクル」「スリーピー・ホローの伝説」を含む短篇集です。 アメリカ文学の黎明期に活躍した、ワシントン・アーヴィングの代表作です。 新潮文庫から出ていたのですが現在は品切れ。うちにあるのは2000年の改版です。 「スリーピー・ホロウ」が公開されて話題になった時、この本も改版されました。 スケッチ・ブック...
View Articleトム・ソーヤーの冒険
「トム・ソーヤーの冒険」 トウェイン作 土屋京子訳 (古典新訳文庫) ミシシッピ川のほとりの町を舞台に、少年トムとその仲間たちが繰り広げる物語です。 少年小説の傑作です。1980年には、世界名作劇場でアニメ版がTV放映されました。 一昨年2012年に、新潮文庫と古典新訳文庫から、ほぼ同時に新訳が出ました。 どちらの訳も分かりやすいです。カバーだけ見ると、新潮文庫版を選びたくなります。...
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「緋文字(ひもんじ)」 ホーソーン作 小川高義訳 (古典新訳文庫) 17世紀のピューリタン社会を舞台に、姦通を犯した男女の愛と罪の物語です。 ホーソーンの代表作で、アメリカ文学の古典中の古典です。 古典新訳文庫、岩波文庫、新潮文庫などから出ています。 最も新しい訳は、古典新訳文庫の小川訳。とても分かりやすい訳です。 緋文字 (光文社古典新訳文庫)作者: ホーソーン出版社/メーカー:...
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「ビリー・バッド」 メルヴィル作 飯野友幸訳 (古典新訳文庫) 若くて有能な船員ビリーを襲った、運命のいたずらと悲劇を描いた海洋小説です。 「白鯨」の作家メルヴィルの遺作です。 2012年12月に、古典新訳文庫から出ました。訳は分かりやすかったです。 ビリー・バッド (光文社古典新訳文庫)作者: ハーマン メルヴィル出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/12/06メディア: 文庫...
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「危険な関係」 ラクロ作 竹村猛訳 (角川文庫) 革命前夜の堕落した貴族社会における、危険な男女関係を描いた書簡体小説です。 仏・米・日など各国で映画化され、現在は日本で中国版が公開されています。 角川文庫と岩波文庫から出ています。ただし、岩波文庫版は現在品切れ。 私が読んだ角川文庫版は、初版が1960年。活字が小さくて読みにくかったです。 訳も古いため、分かりにくい箇所がありました。...
View Article郵便配達は二度ベルを鳴らす
「郵便配達は二度ベルを鳴らす」 ジェームス・ケイン作 田中西二郎訳 (新潮文庫) 共謀して殺人を犯した男と女の運命を描く、ハードボイルド小説の傑作です。 ケインの処女作で、当時たいへん話題になり、何度も映画化されました。 新潮文庫やハヤカワ文庫で出ていたのですが、現在はどれも品切れです。 私は10年前に新潮文庫で読みました。初版は1963年ですが、読みやすかったです。...
View ArticlePR: 観光立国ニッポン!地域の魅力再発見-政府ネットTV
観光客の減少に悩む観光地が挑んだ新たな挑戦とは!?観光立国への様々な取組をご紹介 Ads by Trend Match
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「白鯨」 メルヴィル作 八木敏雄訳 (岩波文庫) 巨大な白鯨を追うエイハブ船長と、彼が指揮するピークオッド号の悲劇的な物語です。 アメリカ文学の古典中の古典で、様々な解釈が可能な象徴的な小説です。 岩波文庫と新潮文庫から出ています。オススメは岩波文庫。2004年の新訳です。 カバーがカッコイイ。挿し絵も豊富で、とても丁寧に作られた素晴らしい本です。 白鯨 上 (岩波文庫)作者:...
View Article老人と海
「老人と海」 ヘミングウェイ作 福田恒在訳 (新潮文庫) 年老いた漁師サンチャゴと、巨大なカジキとの格闘を描いた物語です。 ヘミングウェイの晩年の傑作で、2年後ノーベル賞を受賞しました。 現在、新潮文庫から出ています。初版は1966年。 訳は古いわりには分かりやすく、改版されているので活字は読みやすいです。 老人と海 (新潮文庫)作者: ヘミングウェイ出版社/メーカー: 新潮社発売日:...
View Article2014年4月発売の気になる文庫本
2014年4月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。 データは、出版社等のHPやメールマガジンを参考にしています。 ◎ 新潮文庫(04/01)から、次の1冊。 ・ 「月と六ペンス」 モーム → モームといったら、これ。待望の新訳。期待が大きい。 ◎ 河出文庫(04/08)から、次の2冊。 ・ 「私のプリニウス」 澁澤龍彦 →...
View Article白鯨2
「白鯨」2 メルヴィル作 八木敏雄訳 (岩波文庫) 巨大な白鯨を追うエイハブ船長と、彼が指揮するピークオッド号の悲劇的な物語です。 アメリカ文学の古典中の古典で、様々な解釈が可能な象徴的な小説です。 オススメは岩波文庫。2004年の新訳です。3月に一度紹介しました。 三分冊で、計1200ページ。このたび、ようやく読み終わりました。 白鯨 上 (岩波文庫)作者:...
View Article武器よさらば
「武器よさらば」 ヘミングウェイ作 高見浩訳 (新潮文庫) 第1次大戦中に愛し合った、アメリカ人青年とイギリス人看護師の、悲劇的物語です。 ヘミングウェイの名を不動にした、恋愛小説の傑作です。 現在、新潮文庫と古典新訳文庫から出ています。どちらも新訳で読みやすいです。 私が読んだのは、新潮文庫の高見訳。非情な感じがとてもよく表れていました。 武器よさらば (新潮文庫)作者: アーネスト...
View Article西部戦線異状なし
「西部戦線異状なし」 レマルク作 秦(はた)豊吉訳 (新潮文庫) 第一次大戦の西部戦線において、ドイツ青年兵が戦死するまでを描いた作品です。 1929年に出て世界的ベストセラーとなり、翌年映画化されて評判になりました。 現在、新潮文庫で読むことができます。初版は1955年で、訳はもう少し古いもの。 古いわりに、分かりやすい訳です。2007年に改版されて、活字は読みやすいです。...
View Articleデイジー・ミラー
「デイジー・ミラー」 ヘンリー・ジェイムズ作 行方昭夫訳 (岩波文庫) ヨーロッパを舞台に、アメリカの一青年と奔放なアメリカ娘デイジーとの物語です。 ジェイムズ初期の中編で、彼の名を一躍有名にした傑作です。 現在、岩波文庫と新潮文庫から出ています。 岩波文庫版は、問題作「ねじの回転」と併録。訳は新しくて、分かりやすいです。 ねじの回転デイジー・ミラー (岩波文庫)作者:...
View Articleアスパンの恋文
「アスパンの恋文」 ヘンリー・ジェイムズ作 行方(なめかた)昭夫訳 (岩波文庫) アメリカの大詩人アスパンの手紙を探して、ベニスにやってきた青年文士の物語です。 ヘンリー・ジェイムズの中期に書かれた、中編小説の傑作です。 現在、岩波文庫から出ています。 行方(なめかた)訳は、比較的新しくて、とても分かりやすかったです。 アスパンの恋文 (岩波文庫)作者:...
View Articleアウルクリーク橋の出来事
「アウルクリーク橋の出来事 / 豹の眼」 ビアス作 小川高義訳 (古典新訳文庫) 名作「アウルクリーク橋の出来事」など、ビアスの短編の代表作を集めたものです。 死さえも皮肉ってしまう、辛らつな作品ばかりです。 現在、古典新訳文庫から出ています。 新訳なので、分かりやすいです。 アウルクリーク橋の出来事/豹の眼 (光文社古典新訳文庫)作者: アンブローズ ビアス出版社/メーカー:...
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