「ハックルベリ・フィンの冒険」 マーク・トウェイン作 大久保博訳 (角川文庫)
浮浪児のハックルベリが、逃亡奴隷のジムと一緒に、イカダで旅をする物語です。
「トム・ソーヤーの冒険」の続編です。アメリカ文学の原点とも言われています。
様々な文庫で出ています。中でも古典新訳文庫版は、2014年の夏に出たばかり。
土屋訳は、先行の「トム・ソーヤー」同様、とても分かりやすいです。
古典新訳文庫のカバーは、あいかわらずちょっとオマヌケなイラストです。
しかし、中の挿し絵はとても良いです。数も多くて、配置も工夫されています。
「トム・ソーヤー」同様、本当に本が好きな人が作っているのでしょうね。
もちろん、ストーリーは文句なくすばらしい。訳も原文の良さを生かしています。
ところが、しかし、私は古典新訳文庫版を、選ばなかったのです。なぜか?
それは、コストパフォーマンスです。(要するに値段。セコイ話ですまない)
古典新訳文庫版は1冊1200円。上下合わせて2400円。税を入れると約2600円!
確かにすばらしい本ですが、約400ページで1200円が適正価格でしょうか。
ちなみに、先に発売された「トム・ソーヤー」は、540ページで933円。
安くはありませんが、まあ、充分に納得のできる価格です。
それなら「ハック」は、約800ページで1500円くらいか、と想像していました。
ところが、上下合わせて2400円。許容範囲を大きく超えてしまいました。
私は、文庫本の大きな魅力のひとつに、安さという美徳があると思っています。
古典新訳文庫の「ハック」の価格は、文庫本本来の美徳を損なってしまいました。
こういう理由で、古典新訳文庫の「ハック」を、私は選びません。
中身のすばらしさを認めた上で、泣きながら(アホか)却下いたしました。
さて、「ハックルベリ・フィンの冒険」は、角川、新潮、岩波からも出ています。
さすが、名作です。児童向けのものを入れると、もっと多くなります。
新潮文庫は全1冊で約700円。訳者はNHKドラマで話題の村岡花子。
岩波文庫は二分冊で、合わせて1400円ほど。新潮も岩波も、訳が古すぎます。
結局、私が選んだのは、角川文庫の大久保訳です。全1冊。650ページで743円。
1999年の訳を改定したものです。挿し絵もあります。まあ、無難な作りです。
![ハックルベリ・フィンの冒険―トウェイン完訳コレクション (角川文庫) ハックルベリ・フィンの冒険―トウェイン完訳コレクション (角川文庫)]()
ところで、勝手な予想ですが、新潮文庫から新訳が出るのではないでしょうか。
少し前に、「トム・ソーヤー」が新訳で出ました。だから、もしかして・・・
今回は、「ハック」の内容に触れられませんでした。
それはまた次回に。
さいごに。(くるかなテスト)
娘の小学校には、「くるかなテスト」というのがあります。
正式名称は、「夏休み来るかな?テスト」。
国語と数学のテストを、100点取るまで何度もやり直すというものです。
今日が夏休み前の最終日ですが、クラス全員が合格しているようで、良かったです。
浮浪児のハックルベリが、逃亡奴隷のジムと一緒に、イカダで旅をする物語です。
「トム・ソーヤーの冒険」の続編です。アメリカ文学の原点とも言われています。
様々な文庫で出ています。中でも古典新訳文庫版は、2014年の夏に出たばかり。
土屋訳は、先行の「トム・ソーヤー」同様、とても分かりやすいです。
古典新訳文庫のカバーは、あいかわらずちょっとオマヌケなイラストです。
しかし、中の挿し絵はとても良いです。数も多くて、配置も工夫されています。
「トム・ソーヤー」同様、本当に本が好きな人が作っているのでしょうね。
もちろん、ストーリーは文句なくすばらしい。訳も原文の良さを生かしています。
ところが、しかし、私は古典新訳文庫版を、選ばなかったのです。なぜか?
それは、コストパフォーマンスです。(要するに値段。セコイ話ですまない)
古典新訳文庫版は1冊1200円。上下合わせて2400円。税を入れると約2600円!
確かにすばらしい本ですが、約400ページで1200円が適正価格でしょうか。
ちなみに、先に発売された「トム・ソーヤー」は、540ページで933円。
安くはありませんが、まあ、充分に納得のできる価格です。
それなら「ハック」は、約800ページで1500円くらいか、と想像していました。
ところが、上下合わせて2400円。許容範囲を大きく超えてしまいました。
私は、文庫本の大きな魅力のひとつに、安さという美徳があると思っています。
古典新訳文庫の「ハック」の価格は、文庫本本来の美徳を損なってしまいました。
こういう理由で、古典新訳文庫の「ハック」を、私は選びません。
中身のすばらしさを認めた上で、泣きながら(アホか)却下いたしました。
さて、「ハックルベリ・フィンの冒険」は、角川、新潮、岩波からも出ています。
さすが、名作です。児童向けのものを入れると、もっと多くなります。
新潮文庫は全1冊で約700円。訳者はNHKドラマで話題の村岡花子。
岩波文庫は二分冊で、合わせて1400円ほど。新潮も岩波も、訳が古すぎます。
結局、私が選んだのは、角川文庫の大久保訳です。全1冊。650ページで743円。
1999年の訳を改定したものです。挿し絵もあります。まあ、無難な作りです。

ハックルベリ・フィンの冒険―トウェイン完訳コレクション (角川文庫)
- 作者: マーク トウェイン
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
ところで、勝手な予想ですが、新潮文庫から新訳が出るのではないでしょうか。
少し前に、「トム・ソーヤー」が新訳で出ました。だから、もしかして・・・
今回は、「ハック」の内容に触れられませんでした。
それはまた次回に。
さいごに。(くるかなテスト)
娘の小学校には、「くるかなテスト」というのがあります。
正式名称は、「夏休み来るかな?テスト」。
国語と数学のテストを、100点取るまで何度もやり直すというものです。
今日が夏休み前の最終日ですが、クラス全員が合格しているようで、良かったです。