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2016年5月発売の気になる文庫本

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 2016年5月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社等のHPやメールマガジンを参考にしています。


◎ 河出文庫(5/10)から、次の2点。

・「太陽がいっぱい」 パトリシア・ハイスミス
・「贋作」 パトリシア・ハイスミス
 →アランドロン主演で映画化された出世作と第二弾。新訳か? 気になる。


◎ 光文社古典新訳文庫(5/12)から、次の2点。

・「アッシャー家の崩壊/黄金虫」 エドガー・アラン・ポー
 → ポーの名作の新訳。翻訳多数。色々と読み比べたい。気になる。

・「寛容論」 ヴォルテール
 → 「100分de名著 平和論」で取り上げられていた。新訳。気になる。


◎ 岩波文庫(5/18)から、次の1点。

・「ノートル=ダム・ド・パリ(上)」 ユゴー
 → とても待ち遠しかった文庫化。買い。買い忘れたら、私はアホだ。


◎ 集英社文庫(5/20)から、次の1点。

・「明智小五郎事件簿1」 江戸川乱歩
 → 没後50年を記念した、明智小五郎ものの新編集。内容が気になる。


◎ おまけ(新潮文庫に注目)

 新潮文庫のメルマガによると、「村上柴田翻訳堂」が刊行されるそうです。
 村上春樹と柴田元幸の2人に選ばれた名作が、新訳・復刊される新シリーズ。

 すでに4月にカー ソン・マッカラーズの「結婚式のメンバー」が村上訳で、
 ウィリアム・サローヤン「僕の名はアラム」が柴田訳で出ています。


結婚式のメンバー (新潮文庫)

結婚式のメンバー (新潮文庫)

  • 作者: カーソン マッカラーズ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/03/27
  • メディア: 文庫



僕の名はアラム (新潮文庫)

僕の名はアラム (新潮文庫)

  • 作者: ウィリアム サローヤン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/03/27
  • メディア: 文庫



 村上のあいさつ文に、「『この名作が手に入らないというのは間違って
 いるぞ』と苦言を呈したくなるものもあれば・・・」とありました。

 私は、「そーだ、そーだ!」と思ったものの、以下のラインナップを見たら、
 ほとんど知らない作品ばかりでした。でも、これからぜひ読んでみたいです。

 5月には、フィリップ・ロスの『素晴らしいアメリカ野球』と、
 ハーディの『呪われた腕―ハーディ傑作選―』が、復刊されるようです。

 7月には、コリン・ウィルソンの『宇宙ヴァンパイアー』と、マキシーン・
 ホン・キングストンの『アメリカの中国人』が、復刊されるようです。

 9月には、ジェイムズ・ディキーの『わが心の川』と、リング・ラードナー
 の『アリバイ・アイク ラードナー傑作選』が、復刊されるようです。

 そして11月には、再び村上春樹と柴田元幸の新訳が出るといいます。
 今から11月が待ち遠しい。(4月に出た2冊をまだ読んでいないのに)

 さいごに。(妹の避難所生活)

 熊本にいる妹の避難所生活は、2週間目に入りました。
 幸い、宿舎を割り当てられたようですが、以前より更に古い部屋だそうです。

 余震が続いて、常に揺れているようだと言っていたけど、大丈夫でしょうか。
 現在、部屋の掃除などをして、引っ越しの準備を進めているようです。

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