「文学全集 第Ⅷ集 中世編」
前回、中世文学の候補を11点、次のように選びました。
中世文学のベスト20の候補 → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2017-12-26
9世紀頃イスラム「アラビアン・ナイト」(選集)●
1000年頃英「ベーオウルフ」●
11世紀仏・12世紀後半仏「ローランの歌 狐物語(選集)」●
1205年頃独「ニーベルンゲンの歌」●
1207年頃西「エル・シードの歌」●
1308年頃伊「神曲」●
1353年伊「デカメロン」●
14世紀英「カンタベリー物語」●
15世紀後半英「アーサー王の死」(選集)●
1534年1532年仏「ガルガンチュア」と「パンタグリュエル」●
1581年伊「エルサレム解放」●
以上11点には、東洋の文学が含まれていません。
今後、中国文学と日本文学を加えて、中世編を完成させたいです。
さて、中世はローマ世界が崩壊し、ゲルマン世界が繁栄し始めた時代です。
その過程で、現在言うヨーロッパという世界が、でき上がっていきました。
古代のギリシア・ローマ文学が、修道院の中に閉じ込められた一方で、
伊・英・仏・独・西等で文化が発展し、独自の文学が生み出されました。
中世を通して、西洋では、ローマから諸国に、文化が広がっていきました。
それと並行して、東洋では、中国から諸国に、文化が広がっていきました。
そして、東洋における重要な文学的事件が、日本文学の誕生だと思います。
中国の影響を受けながら独自の発展をし、平安時代には最盛期を迎えます。
以上のようなイメージを、私は持っています。
中世文学で、中国と日本の文学作品は、大きな位置を占めているはずです。
よって、「文学全集 第Ⅷ集 中世編」の半数は、東洋文学から選びます。
来年(2018年)は、中世の中国と日本の文学を、読み進める予定です。
たとえば次作品は、絶対に読みたいと考えています。
以下、中世編ベスト20の候補となる作品たちです。
【中国文学】
「遊仙窟」「唐詩選」「十八史略」
「水滸伝」「三国志演義」「西遊記」「金瓶梅」
【日本文学】
「万葉集(選集)」「古今和歌集」「枕草子」「源氏物語(林望訳)」
「今昔物語集」「大鏡」「平家物語」「太平記」「徒然草」
さいごに。(100分de名著「ソラリス」)
今月のNHK「100分de名著」は、「ソラリス」がテーマです。
この番組でSFを扱うのは初めてのことでしたが、非常に面白かった。
私ひとりで見ていましたが、途中から妻と娘も加わり、3人で見ました。
ハヤカワ文庫から出ているので、さっそく買って読みたいです。
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中世文学のベスト20の候補2
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