「リアル鬼ごっこ」 山田悠介 (幻冬舎文庫)
「ちょっと今から仕事やめてくる」 北川恵海 (メディアワークス文庫)
「猫とともに去りぬ」 ロダーリ (光文社古典新訳文庫)
「リアル鬼ごっこ」は、捕まると殺されるリアルな鬼ごっこを描いた作品です。
無名の青年の自費出版でありながら、大ヒットして映画やゲームになりました。
西暦3000年。若き王は、自分と同じ佐藤姓を減らすためある手段を思いつく。
それがリアル鬼ごっこ。鬼に捕まった佐藤さんは、実際に殺されるのです。
若きスプリンター佐藤翼は、生き別れた妹を探しながら、逃げ切ろうと・・・
最終日の7日目、追い詰められた翼に、何があったのか? 驚くべき結末!
私はこの本を、友人から、「これもまた陸上部モノだ」と紹介されました。
思っていた内容と、まったく違いましたが、とても楽しんで読めました。
ところがアマゾンでの評価はとても悪いです。
若い作家特有の、少しつたない文章のせいのようです。
しかし、「本当に殺される鬼ごっこ」という発想は、すごいと思いました。
本作品の魅力が、解説では次のように、とてもうまく表現されています。
「フィクションでありながら、どこかで皆が予感している〈足元の床が突然
抜け落ちる感じ〉を敏感に察知して描いている。」(P309)
さて、年末年始のお休みで、ほかにもいくつか、軽い本を読みました。
その1冊が、「ちょっと今から仕事やめてくる」。映画にもなった作品です。
この本もまた、内容が想像とだいぶ違いました。
タイトルと違って、主人公は、なかなか仕事を辞めません。
主人公に、見当違いの努力をしているような、もやもやを感じました。
また、ヤマモトという男は、存在感が無さすぎて、しっくりきませんでした。
ところが、福士蒼汰主演の映画は、なかなか評判が良いらしいのです。
もしTVで放映されることがあったら、見るかもしれません。
もう1冊、ロダーリの「猫とともに去りぬ」も軽い気持ちで読んだ作品です。
表題作ほか、全16編のファンタジー短編小説集です。
表題作「猫とともに去りぬ」は、わずか15ページながら印象的な作品です。
アントニオ氏が、アルジェンティーナ広場の鉄柵を越えると・・・
実に面白い。「そんなばかな!」と口に出したくなる展開です。
それでいて、しみじみとした悲哀が感じられました。愛すべき作品です。
しかし、その他の作品は、ばかばかしすぎて受け入れられませんでした。
目覚めたら前日になっていた、魚になった家族、バイクと結婚する男・・・
これをユーモアというのか? たわごとを並べているだけなのではないか?
どのように味わうべきなのか分からず、途中で投げ出してしまいました。
さいごに。(鍾乳洞と洞窟カフェ)
沖縄旅行で一番印象に残ったのは、おきなわワールドの玉泉洞です。
日本一と言われる通り、壮大で幻想的で美しく、別世界のようでした。
その近くの、ガンガラーの谷の洞窟内の「ケイブカフェ」も良かったです。
まさか日本で、洞窟カフェに入れるとは思っていませんでした。
「ちょっと今から仕事やめてくる」 北川恵海 (メディアワークス文庫)
「猫とともに去りぬ」 ロダーリ (光文社古典新訳文庫)
「リアル鬼ごっこ」は、捕まると殺されるリアルな鬼ごっこを描いた作品です。
無名の青年の自費出版でありながら、大ヒットして映画やゲームになりました。
西暦3000年。若き王は、自分と同じ佐藤姓を減らすためある手段を思いつく。
それがリアル鬼ごっこ。鬼に捕まった佐藤さんは、実際に殺されるのです。
若きスプリンター佐藤翼は、生き別れた妹を探しながら、逃げ切ろうと・・・
最終日の7日目、追い詰められた翼に、何があったのか? 驚くべき結末!
私はこの本を、友人から、「これもまた陸上部モノだ」と紹介されました。
思っていた内容と、まったく違いましたが、とても楽しんで読めました。
ところがアマゾンでの評価はとても悪いです。
若い作家特有の、少しつたない文章のせいのようです。
しかし、「本当に殺される鬼ごっこ」という発想は、すごいと思いました。
本作品の魅力が、解説では次のように、とてもうまく表現されています。
「フィクションでありながら、どこかで皆が予感している〈足元の床が突然
抜け落ちる感じ〉を敏感に察知して描いている。」(P309)
さて、年末年始のお休みで、ほかにもいくつか、軽い本を読みました。
その1冊が、「ちょっと今から仕事やめてくる」。映画にもなった作品です。
この本もまた、内容が想像とだいぶ違いました。
タイトルと違って、主人公は、なかなか仕事を辞めません。
主人公に、見当違いの努力をしているような、もやもやを感じました。
また、ヤマモトという男は、存在感が無さすぎて、しっくりきませんでした。
ところが、福士蒼汰主演の映画は、なかなか評判が良いらしいのです。
もしTVで放映されることがあったら、見るかもしれません。
もう1冊、ロダーリの「猫とともに去りぬ」も軽い気持ちで読んだ作品です。
表題作ほか、全16編のファンタジー短編小説集です。
表題作「猫とともに去りぬ」は、わずか15ページながら印象的な作品です。
アントニオ氏が、アルジェンティーナ広場の鉄柵を越えると・・・
実に面白い。「そんなばかな!」と口に出したくなる展開です。
それでいて、しみじみとした悲哀が感じられました。愛すべき作品です。
しかし、その他の作品は、ばかばかしすぎて受け入れられませんでした。
目覚めたら前日になっていた、魚になった家族、バイクと結婚する男・・・
これをユーモアというのか? たわごとを並べているだけなのではないか?
どのように味わうべきなのか分からず、途中で投げ出してしまいました。
さいごに。(鍾乳洞と洞窟カフェ)
沖縄旅行で一番印象に残ったのは、おきなわワールドの玉泉洞です。
日本一と言われる通り、壮大で幻想的で美しく、別世界のようでした。
その近くの、ガンガラーの谷の洞窟内の「ケイブカフェ」も良かったです。
まさか日本で、洞窟カフェに入れるとは思っていませんでした。