「パリのトイレでシルブプレー~!」 中村うさぎ (角川文庫)
泣く子も黙る中村うさぎ。シモネタ満載のエッセイ集です。
私は勝手に、この作品こそ彼女の最高傑作だと考えています。
少し前まで角川文庫から出ていましたが、現在は絶版。
アマゾンでは1円で売っています。
先日、120冊の本を処分しました。
最後まで処分の候補でありながら、結局手放せなかった本が、これです。
次から次に書きまくるうさぎさんの作品は、基本的に読み捨て用。(失礼)
だから彼女の他の本は、全て(といっても数冊)、だいぶ前に処分しました。
しかし、この本だけは、どうしても手放せません。
実に品がない本です。しかし、そこが売りなのです。
そして、面白すぎます。
冒頭のタイトル作がすばらしいが、続くバリ島ネタも面白い。
しかし最高は、「横浜東口ウンコ事件」!
内容は、ここにはとても書けません。タイトルだけで、想像してほしい。
そういえば彼女、誰かの結婚式の二次会で、脱糞したという噂がありました。
まさか嘘だろ、と思っていましたが、ウィキペディアにちゃんと載っていました。
さて、うさぎさんには、数多くの作品があります。
ショッピングの女王シリーズや、ゴクドーくんの小説が有名です。
でも、推薦できる本はない。ただ、次の本は、個人的に気になっています。
うさぎさんは、作品以上に、世間をあっと言わせる言動で、知られています。
夫がゲイだとか、買い物依存症だとか、風俗店に勤務してみたとか…
それにしても、自分のスタイルを貫き通すところが、すばらしいです。
さいごに。(久しぶりに本を売る)
BOOK〇〇に、120冊ほど持ち込んで、値がついたのは48冊。
私は、本に線を引きながら読むことが多いので、多くの本は0円。
また、きれいな本も、ほとんど全てが10円でした。
1000円で買った文庫本も、意を決して売った本も、みんな10円。
充分考えてから本を買おう、と思いました。毎度のことですが。