私が宮部みゆきを読まない理由

　「半沢直樹」がすごい。第９回の視聴率は３５％。最終回はいかに？
　ところで、半沢のバク進のかげで、ひとつのドラマが静かに終わりました。

　「名もなき毒」。宮部みゆき原作、小泉孝太郎主演。
　最初は少し話題になりました。私は一度も見なかったが。

　さて、今日は超人気作家「宮部みゆき」さんの話題です。
　「火車」「理由」「模倣犯」など、評価のとても高い作品を出しています。

　しかし、私は読みません。
　というのも・・・

　今から８年ほど前、「宮部みゆきのオススメは？」と私が聞いたら、
　友人Jいわく、「全てがオススメ。何を読んでもいい。」と。

　そこで、当時文庫本で出たての「ブレイブ・ストーリー」を購入。
　三分冊で出ていたので、上中下三冊まとめて買いました。

　ところが、面白くないのです。
　まるで、TVゲームでした。それも、自分でできないTVゲーム。

　たとえば、友人がゲームをやっていて、自分はそれを眺めているだけ。
　これほどつまらないことはありませんが、まさにそういう感じの作品。

　友人Jに「ブレイブ・ストーリー」つまんないんだけど、と言うと、
　「そんな本を読むからだよ」と言われました。

　そんな！　話がちがう！　で、翌日古本屋で売却。
　上は汚れていて値がつかず、新品の中と下は２０円か３０円でした。

　それ以来、宮部みゆきには拒否反応が出てしまう。
　すばらしい作品をたくさん書いていることは、承知しているのですが。

　それにしても、恨めしいJ。この、無責任男め！
　と言いつつ、今でもJは、私の良きアドバイザーです。

　ところが「ブレイブ・ストーリー」の、ネットでの評価は高いですね。
　作品の世界観が、私にはたまたま合わなかっただけだと思います。





　追伸。その後、友人Jに問いただしました。
　彼いわく、「『ブレイブストーリー』はラノベだから、良識あるファンは
　『ブレイブストーリー』を宮部作品とみなしていない。」

　知らなかった！（でも、ほんと？）
　そういうことなら、しかたないか。

　さいごに。（登山）

　２年ぶりに北アルプス登山に行ってきました。
　ずっと天気が良くて、ラッキーでした。