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ハゲタカ

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 「ハゲタカ」 真山仁 (講談社文庫)


 「ハゲタカ」と呼ばれる外資系ファンドの、鷲津政彦の活躍を描いた物語です。
 2007年にNHKがドラマ化して、社会現象化した作品です。

 2006年に講談社文庫から出ました。現在、新装版が出ています。
 「ハゲタカⅡ」「レッドゾーン」と、続編も文庫化されています。


新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ(上) (講談社文庫)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/09/13
  • メディア: 文庫




新装版 ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

新装版 ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2013/10/17
  • メディア: 文庫




レッドゾーン(上) (講談社文庫)

レッドゾーン(上) (講談社文庫)

  • 作者: 真山 仁
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2011/06/15
  • メディア: 文庫



 バブルが崩壊して15年。日本は先の見えない不況のトンネルの中。
 企業はどこも経営難に苦しみ、銀行はどこも不良債権に苦しんでいました。

 主人公は鷲津政彦。ホライズン・キャピタルの代表取締役。
 要するに外資ファンド。よって、「ハゲタカ」と呼ばれます。

 しかし彼は、米国で企業の買収と再建に腕を振るってきた、プロ中のプロ。
 鷲津の真価を知る人は、彼を「ゴールデン・イーグル」と呼びます。

 さて、三葉銀行では、不良債権を処理するため、バルクセールをおこないます。
 その担当に抜擢されたのは、芝野健夫。第二の主人公です。 

 鷲津と芝野は、当事者として顔を合わせます。
 そして、債権の査定に入りますが・・・

 この小説を2007年に、TVドラマと平行して、ワクワクしながら読みました。
 面白くて面白くて、一度読み出したら本から離れられませんでした。

 経済小説ですが素人にも分かりやすく、また、時代をモロに反映していました。 
 TVドラマでは、村上ファンドやホリえもんの言動が、組み込まれていました。

 ところで、小説とドラマでは、ストーリーが大きく違います。
 鷲津の性格も、ドラマではクールな感じになっていました。

 小説とTVドラマは、ほとんど別物という感じ。しかし、どちらも非常に面白い。
 そういえば、このドラマは、いろんな賞を受賞して話題になりましたね。

 さいごに。(まんが化石動物記)

 娘が図書館で借りてくる本で、「まんが化石動物記」シリーズがあります。
 内容は古いのですが、面白いので、寝る前に娘と一緒に読んでいます。


きょうりゅうなぞのはかば (まんが化石動物記)

きょうりゅうなぞのはかば (まんが化石動物記)

  • 作者: たかし よいち
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 1988/11
  • メディア: 単行本



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