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Channel: 文庫で読む文学全集
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2013年のベスト5

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◎ 2013年に私が読んだ本の、ベスト5を勝手に紹介します。

  もちろん、文庫本ばかりです。
  2013年の読書は、ドイツ文学に偏っていました。

〇 第1位、「クオ・ワディス」 シェンキェーヴィチ (岩浪文庫・3分冊)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-10-09
    http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-10-12

  今年読んだ本の中では、ダントツの面白さでした。
  10月は、「クオ・ワディス」一色。

  この作品によって、「ローマ」のマイブームが到来。
  「ローマ皇帝伝」「プルタークの物語」「黄金の驢馬」聖書関連本なども読みました。

〇 第2位、「魔の山」 トーマス・マン (新潮文庫・2分冊)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-12-13
    http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-12-16

  この作品もはまりました。2分冊とはいえ、4~5冊分の分量です。
  読み進めば読み進むほど、自分自身もどっぷりと、魔の山へ入り込みました。

  読みやすい作品ではないのに、本が離せなくなります。
  私にとっては、実に不思議な「魔」の本でした。

〇 第3位、「鷲は舞い降りた」 ジャック・ヒギンズ (ハヤカワ文庫)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-06-15

  これまた非常に面白くて、ワクワクする小説でした。
  ドイツ落下傘部隊の友情に、感動の嵐でした。  

〇 第4位、「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」 池井戸潤 (文春文庫)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-09-05
    http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-09-15

  いわゆる「半沢直樹」モノです。TVドラマも大ヒット。
  文句のない面白さでした。「ロスジェネ」も早く文庫化を・・・

〇 第5位、「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」 ゲーテ (岩浪文庫・3分冊)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-07-19
    http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-07-20

  ドイツ教養小説の名作。物語の展開は、意外性もあって面白い。
  読んでいるときの充実感はピカいち。「遍歴」の復刊を強く望む!

〇 以下、番外編です。今年のベスト5は、とても迷いました。
  1位と2位は、3秒で決まったのですが、3位以下の候補がたくさんあったのです。

  どの作品をベスト5に入れるか、悩んで悩んで夜も眠れないほどでした。(アホか)
  5位までに入らなかったものの、印象に残っている作品は、以下のとおり。

  「ブッデンブローク家の人びと」 トーマス・マン (岩浪文庫・3分冊)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-11-18
    http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-11-21

  「親和力」 ゲーテ (講談社文芸文庫)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-08-04

  「ベラミ」 モーパッサン (角川文庫)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-06-30

  「鴨川ホルモー」 万城目学 (角川文庫)
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-03-08

  「夜は短し歩けよ乙女」 森見登美彦
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2013-03-02

◎ 続いて、2013年の登場人物ベスト3。

〇 第1位、「クオ・ワディス」のペトロニウス。
  その考え方と行動が、めちゃくちゃカッコ良かった。
  私は、すっかりペトロニウスのファンになってしまいました。

〇 第2位、「鷲は舞い降りた」のシュタイナー大佐。
  「男はこうあるべき」という理想像です。

〇 第3位、「オレたち・・・」の半沢直樹。
  2013年は、半沢なしでは語れないでしょう。

◎ ちなみに昨年2012年の5は・・・
  → http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2012-12-29

◎ さいごに。(サンリオ・ピューロランド)

 娘が持久走大会で10位に入ったので、ご褒美として行ってきました。
 といっても、私が行ったのは、例によってその駐車場まで。

 あとは、娘を妻に任せて、カフェめぐりしながら読書。至福の時間です。
 6時間後に合流した時、妻は疲れきっていて、とても不機嫌でヤバかった。

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