Quantcast
Channel: 文庫で読む文学全集
Viewing all articles
Browse latest Browse all 714

2014年1月発売の気になる文庫本

$
0
0

 2014年1月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社等のHPやメールマガジンを参考にしています。


 ◎ 光文社古典新訳文庫(01/09)から、 次の1冊。

・ 「砂男」 ホフマン
 → うれしい新訳。絶対買い。さすが古典新訳さん。次は「悪魔の霊液」を!

 ◎ 中公文庫(01/23)から、次の1冊。

・ 「痴愚神礼賛 ラテン語原典訳」 エラスムス
 → 名著。注目の原典訳。ま、読まないだろうけど。


 ◎ 以下、余談です。

・ その1。集英社文庫「漱石コレクション」よ、それでいいのだ。

 12月に出た「門」は、お見事でした。カバーがすてきでした。
 しかし、問題は「三四郎」。現在のカバーイラストは・・・

 この軽薄なカバーが、「漱石コレクション」導入によってどうなるのか。
 現在、この3冊を並べると、次のようになります。なんと、ぶざまな!


三四郎 (集英社文庫)

三四郎 (集英社文庫)

  • 作者: 夏目 漱石
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1991/02/20
  • メディア: 文庫



それから (集英社文庫)

それから (集英社文庫)

  • 作者: 夏目 漱石
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/10/18
  • メディア: 文庫



門 (集英社文庫)

門 (集英社文庫)

  • 作者: 夏目 漱石
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 文庫



 と、思っていたら、「吾輩は猫である」は、カバーをリニューアル。
 おしゃれになっていました。良い流れです。今後に期待。

・ その2。ああ、「従兄ポンス」よ。

 岩波文庫「従兄ポンス」と出会いましたが、購入は見送りました。
 理由は、訳の古さです。

 初版はなんと1930年! 改版は1970年。
 そして今年2013年11月に重版。初版から実に83年。

 ああ、従兄ポンスよ、どうしてこんなに長い間、放っておかれたのか。
 いくらなんでも、かわいそうですよ。新訳を出してあげてください。


 さいごに。(ちびサンタ登場)

 昨日24日に、家族でクリスマスパーティーをやりました。
 進行は7歳の娘が担当。ゲームや歌などを、準備してくれました。

 特に嬉しかったのが、娘から我々へのプレゼント。
 ちびサンタさんに、感謝です。
 (左上がツリー、右上がトナカイ、左下がちびサンタ、右下が花束?)
CA3K0046.jpg

Viewing all articles
Browse latest Browse all 714

Trending Articles