「1973年のピンボール」 村上春樹 (講談社文庫)
1973年の9月から11月までの、「僕の物語」と「鼠の物語」です。
村上春樹のデビュー第二作の長編です。
現在、講談社文庫から出ています。「風の歌」同様、大学時代に読みました。
デビュー25周年の2004年に、オリジナルカバーで出た時に再び買いました。
「風の歌を聴け」は、僕が21歳だった1970年の夏の物語でした。
この物語は、あれから3年後、1973年の9月から11月までの物語です。
大学を卒業して翻訳の仕事をする僕、大学を辞めてジェイズ・バーに通う鼠、
直子、双子の女の子、仕事仲間の友、事務員の女の子・・・
ずらりと 並ぶピンボールマシーン。
そして、彼女「スペースシップ」との再会。
しかし、全ては失われてしまった。もうあの日々は戻ってこない。
それなのに「僕」は、過ぎ去った時間を、必死で取り戻そうとしている・・・
さて、この小説で注目したいのは、死んでしまった「直子」。
「ノルウェーの森」のヒロイン直子が、すでにこの小説で登場しているのですね。
「1973年のピンボール」は、これまでに2回読みました。
2004年に買い直したときに、3度目を読もうと思いながら、まだ読んでいません。
いつか、「風の歌を聴け」から「ノルウェーの森」まで、もう一度通して読みたい。
そう思いながら、なかなか読む時間がとれなくて。
さいごに。(頭痛にはこれ)
うちの妻は、時々頭痛に悩まされます。
そのとき、「フィーバーフュー」を3粒飲むと、症状が軽くなります。