◎ 今年もあと1週間です。今回は、恒例の年末企画です。
2016年に私が読んだ文庫本の、ベスト5を勝手に決めて紹介します。
今年私が、初めて読んだ本だけを対象にします。
昔出た本でもOKですが、昔読んだ本は対象外です。
(今年紹介した本でも、「星と祭り」など昔読んだものは対象外です。)
・ 第1位 「イリアス」「オデュッセイア」 ホメロス (岩波文庫)
この二つはセットです。人類の古典、人類の宝です。文句なく第1位。
これを読んでいる間、頭は古代ギリシア世界にトリップしていました。
「イリアス」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-04-11
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-04-17
「オデュッセイア」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-05-14
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-05-17
・ 第2位 「ギリシア悲劇 エウリピデス(上・下)」 (ちくま文庫)
「メディア」「ヘカベ」「イピゲネイア」「エレクトラ」・・・
強烈な女たちを描かせたら、エウリピデスはピカイチでした。
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-06-01
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-06-04
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-06-06
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-06-13
・ 第3位 「プルタルコス英雄伝」 (ちくま学芸文庫)
テミストクレス、アルキビアデス、アレクサンドロス、そしてカエサル!
古代ギリシア・ローマの男たちのドラマがいっぱい詰まっていました。
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-09-24
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-09-27
・ 第4位 「史記」 司馬遷 (ちくま学芸文庫)
数多くの英雄たちのドラマが、これでもかこれでもかと登場します。
これを読んでいる間、頭は古代中国世界にトリップしていました。
「本記」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-11-18
「列伝1」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
「列伝2」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-12-09
・ 第5位 「ガラスの鍵」 ハメット (古典新訳文庫)
読み始めたら、なかなか本が置けなくなりました。傑作です。
主人公の小悪党ボーモントが、とてもクールで魅力的でした。
「ガラスの鍵」→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-10-06
◎ ほか、次の5点がベスト5入りの候補でした。
順位はつけませんでしたが、これらが今年トップ10入りの作品です。
どの本も、できればベスト5に入れたかった!
しかし、ベスト5の中で外していい作品はひとつもなかったのです。
・ 「楽園のカンヴァス」 原田マハ (新潮文庫)
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-1-14
・ 「夜のピクニック」 恩田陸 (新潮文庫)
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-07-17
・ 「歴史」 トゥキュディデス (ちくま学芸文庫)
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-08-01
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-08-04
・ 「年代記」 タキトゥス (岩波文庫)
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-12-13
・ 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」 村上春樹 (文春文庫)
→ http://ike-pyon.blog.so-net.ne.jp/2016-06-22
◎ 続いて、登場人物ベスト5です。
今年読んだ本の登場人物のうち、最も印象的だった7人を選びました。
・ 第1位 ルソー
「楽園のカンヴァス」に出てきた、画家のルソーです。
私はこの作品を読んでいる間、ルソーに会うのが楽しみで楽しみで・・・
・ 第2位 アルキビアデス
「プルタルコス英雄伝」「歴史」「ソクラテスの思い出」に登場しました。
今年の8月から9月にかけては、アルキビアデスのマイ・ブームでした。
・ 第3位 アキレウスとオデュッセイア
この二人はセット。ホメロスの叙事詩で、圧倒的な存在感を示しました。
・ 第4位 項羽と劉邦
この二人もセット。「史記」で圧倒的な存在感を示しました。
・ 第5位 ボーモント
「ガラスの鍵」の主人公です。今年一番カッコ良かった男です。
◎ さいごに。(娘は絶好調)
冬休みに入って、娘は絶好調です。テンションが、高い高い。
うるさくてどうしようもない。ま、不機嫌でいられるよりはいいのですが。
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2016年のベスト5
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