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Channel: 文庫で読む文学全集
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2012年11月発売の気になる文庫本

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 2012年11月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社等のHPを参考にしています。


 11月の気になる文庫本で、文学関係のものは、次の5冊です。

・ちくま文庫(11/7)
 「レ・ミゼラブル(1)」 ユゴー作 西永良成訳
 → 新訳か? 新潮版や岩波版と読み比べたい。

・ハヤカワ・ミステリ文庫(11/8)
 「春嵐」 ロバート・B・パーカー作 加賀山卓朗訳
 → スペンサーシリーズの最終作。とうとう文庫で登場。

・文春文庫(11/9)
 「『レ・ミゼラブル』百六景」 鹿島茂
 → 「レ・ミゼラブル」の解説の良書。木版挿絵も多数入っている。

・光文社古典新訳文庫(11/13)
 「桜の園/プロポーズ/熊」 チェーホフ作
 → 「ワーニャ伯父さん/三人姉妹」に続く新訳。訳者は誰?

・岩波文庫(11/16)
 「艶笑滑稽譚 第一輯 贖い能う罪他」 バルザック作 石井晴一訳
 → 単行本で12600円の本が、お手軽価格で登場。ありがたい。


 11月の気になる文庫本で、文学以外のものは、次の1冊です。

・ちくま学芸文庫(11/7)
 「古代地中海世界の歴史」 本村凌二
 → 放送大学の講義のテキストか。興味のある分野。


 前回紹介の10月の気になる文庫本について。

 前回紹介した中では、「天路歴程」と「賢人ナータン」を、購入しました。
 正直に言って、活字が小さくて、とても読みにくい。改版を期待します。


 その他、ちょっと気になる文庫本。(朗読CD付き文庫)

 10月に海王社文庫から、「坊つちやん」等の朗読CD付の文庫本が出ました。
 いつもは変な本ばかり出している出版社ですが、新しい取り組みとして注目。

 11月には、「人間失格」などの刊行が、予定されています。
 ただし、朗読は全文ではなくて、名場面だけなのだそうです。


坊っちゃん 朗読CD付 (海王社文庫)

坊っちゃん 朗読CD付 (海王社文庫)

  • 作者: 夏目 漱石
  • 出版社/メーカー: 海王社
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 文庫




 さいごに。(人はどんなふうにつながっているのか)

 娘に、「人はどんなふうにつながっているの?」と、聞かれて困りました。
 妻が、血縁関係で説明していましたが、娘はなかなか納得しない様子。

 自分とママは血がつながっていて、自分とパパも血がつながっている。
 それなのに、どうして、ママとパパは、血がつながっていないのか?
 娘には、なかなか理解できないことのようです。

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