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2016年8月発売の気になる文庫本

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 2016年8月発売予定の文庫本で、気になるものを独断で紹介します。
 データは、出版社等のHPやメールマガジンを参考にしています。


◎ 新潮文庫(8/1)から、次の1点。

・「宝島」 ロバート・スティーヴンソン
 → 多くの出版社から出ている名作の新訳。旧版との違いが気になる。


◎ ちくま文庫(8/8)から、次の1点。

・「文庫本を狙え!」 坪内祐三
 → 単行本の文庫化。書評の達人が154冊の文庫本を紹介。気になる。


◎ 光文社古典新訳文庫(8/9)から、次の1点。

・「ロレンザッチョ」 ミュッセ
 → ずっと読めなかった有名な暗殺劇。待望の新訳。迷わず買い。


◎ 講談社学術文庫(8/10)から、次の1点。

・「今昔物語集 本朝世俗篇(下) 全現代語訳」 武石彰夫
 → 本朝仏法篇・震旦篇・天竺篇も続けて出すのか? そこが気になる。


◎ 中経の文庫(8/10)から、次の1点。

・「大人のための読書の全技術」 齋藤 孝
 → 単行本の文庫化。一度読んでみたかった本。とても気になる。


◎ 中公文庫(8/19)から、次の2点。

・ 「ルネサンスの歴史(上)黄金世紀のイタリア」
  「ルネサンスの歴史(下)反宗教改革のイタリア」 モンタネッリ
 → 以前出ていた本の改版か。とても興味深い本。気になる。


◎ おまけ1。(岩波文庫7月の復刊)
 7月12日に復刊した本のリストを見て、ほとんど狂喜しました。

 クレインの「赤い武功章」、サッカレーの「虚栄の市・全4冊」、
 ゴーゴリの「死せる魂・全3冊」、ヴォルテールの「哲学書簡」、
 クセノフォンの「ソクラテスの思い出」、タキトゥスの「年代史・全2冊」。

 岩波文庫に感謝! これまで読めなかった作品ばかりです。
 地道に復刊リクエストしてきたかいがありました。


◎ おまけ2。(夏の読書フェア)
 新潮文庫の100冊、角川文庫のカドフェス、集英社のナツイチについて。

 新潮文庫の100冊の中では、和田竜の「村上海賊の娘」が売りでしょうか。
 「こころ」など8冊では、今年も限定プレミアムカバーが登場します。

 また、100冊のうち1冊でも買えば、座るキュンタしおりがもらえます。 
 ただし、本当にこれを欲しいと思う人がどれだけいるのか疑問です。

 こういうおまけはいらないので、「yonda? CLUB」を復活させてほしい。
 カバーの葡萄マークが、うちに200枚ぐらいたまっているので。


村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

  • 作者: 和田 竜
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/06/26
  • メディア: 文庫



 次に、カドフェスですが、「ビリギャル」等が、今夏の売りでしょうか。
 てぬぐい柄のスペシャルカバーは、もちろん健在。ほぼ定番化しました。

 また、カドフェス対象本を1冊でも買えば、ブックカバーがもらえます。
 「アリス」「君の名は」「艦これ」のカバーは、人気を呼びそうです。


学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話[文庫特別版] (角川文庫)

  • 作者: 坪田信貴
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2015/04/10
  • メディア: 文庫



 続いて、ナツイチですが、中条あやみがイメージガールになっています。
 「こころ」「人間失格」などは、中条あやみカバー。これは完成度が高い。

 また、ナツイチ対象本を1冊でも買えば、ぱっちんバンドがもらえます。
 ただし、ミツバチ等のイラストだけ。なぜ中条あやみのバンドがないのか。

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◎ さいごに。(地元の古カフェ)

 地元ではそこそこ知られている古カフェに、家族3人で行きました。
 古い蔵をリフォームしてあり、とても落ち着く空間でした。

 煮込みハンバーグに、サラダとスープと珈琲とアイスがついて1300円。
 今度は自分一人でこっそり来て、優雅な時間を過ごしたいと思いました。

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